どうも、りあるです。
今回はKaiju Plant(怪獣プラント)さんから新発売になった「Kaiju Plant 怪獣サーマット(怪獣サーモマット)」をご紹介致します。怪獣サーモットと間違えやすいので注意です。
2024.1.18 追記
KaijuPlantさんに確認したところ、怪獣のロゴ面に植物を置かずにひっくり返して無地の面を使っても良いか確認したところ、構造的には表裏対称に作られているので無地側を使っても問題ないとのことでした。もし怪獣ロゴを汚さず無地面を利用したい方はご参考まで!
怪獣プラントさんといえば、過去にも植物育成用のパネルLEDライト「怪獣フレア301」と「怪獣フレア281」をレビューして、僕自身も利用していますが、とても性能が良いライトなので満足度が高いんですよね。
今回はその怪獣プラントさんから、新しくサーモスタット(温度コントローラー)付きの植物用ヒーターマット(暖房ヒートマット)が発売になったので、どんな製品か観ていきたいと思います。
サイズ/重量
ヒートマット部分は40cm✕40cmの正方形タイプになります。こういったヒーターマットは過去にレビューした園芸用ヒーターマットように、長方形タイプが主流なので、正方形だと狭い場所でも使えたり、あとは複数枚並べて利用することもできるので小回りがきいて良さそうですね。
重量も435gなので、スマホ2.5個分くらいの重さなのでかなり軽いですね。
ケーブルの長さは1.93mとかなり長いので、植物棚やスチールラックで使っても床まで届く親切設計になっております。家庭用コンセントに挿して利用します。
質感
表面はPVC(ポリ塩化ビニル)になっているので、防水や耐摩耗に優れた材質になっております。内側もカーボンフィルムやPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂で作られているので耐熱性、耐寒性、耐水性に優れた強靭な素材になっております。
またカーボンフィルムなのでマット全面が加熱するのでムラなく均一に温められるところも良いですね。電熱線のように一部しか温まらないといったことが起こりません。
防水仕様
防水仕様もIP67となっているので、簡単にいうと「完全防塵」で、かつ「30分間の水没に耐えられる防水性能」になります。なので、水やりの水がこぼれたりしても大丈夫です。更には受け皿なしで直接鉢に水やりして水がマットの上に漏れてきても耐えられる仕様になっております。(ただし屋外の雨ざらし環境では電化製品ということもあり利用不可)
また防水仕様なのでマットの上が濡れたり汚れたりしても、雑巾などで拭き上げも簡単でキレイになります。
サーモスタット(温度コントローラー)
本体にはサーモスタット(温度コントローラー)も付いているので別途サーモスタットを用意する必要がないのも嬉しいですよね。
デジタルコントローラには3つのボタンと2つの温度表示が付いています。温度表示は、現在の温度と設定温度が表示されます。3つのボタンは、電源ボタン、+ボタンで設定温度を一度上げる、-ボタンで設定温度を一度下げるといった温度調節の動作になります。なので気軽に調整可能ですね。長押しで温度調整も素早く調節可能です。温度調節は0度~50度まで設定可能です。(コントローラーの設定自体は50℃までですが、昇温能力は雰囲気温度+20℃+αになります)
参考までに、周囲温度が20度で温度設定を50度にした場合、約30分後にヒーターマットの温度が43度~48度まで上昇します。
ちなみにマットとサーモスタットは取り外しできないようになっています。
消費電力
消費電力は53Wになります。電気代は仮に1日8時間利用した場合は約40円。それを30日利用した場合は一ヶ月で約395円になるので安いですね。温めるアイテムは基本的に電気代が掛かりますが、このくらいの電気代であれば許容範囲内ですよね。
設計寿命
設計寿命は20,000時間となっております。仮に1日8時間利用した場合は約7年利用可能です。1日24時間つけっぱなしにしても、2年弱は使えますが、寒い時期は秋冬、春先くらいなので、もっと長く利用できると思います。
PSEマーク
もちろん、PSE認証もあって、マット本体にもPSEマークがあるので安心です。ちなみに中華製の製品でPSEマークを偽装している製品もあったりしますが、丸い円の中にPSEと記載されているマークの近くに会社名(販売元、輸入代行業者)の記載が義務付けされているので、家庭のコンセントに挿して利用する製品にPSEマークと会社名があるかチェックしてみてください。
保証期間
保証期間は1年あるので安心ですね。
設置方法
設置方法としては、植物育成棚やスチールラックの上に置いて利用する感じになりますね。サイズも45cmx45cmの正方形なので、奥行き45cmで幅90cmくらいの棚であれば2枚並べてぴったり配置できますね。
タイマー機能について
こういった製品は、植物育成ライトや小型扇風機(送風機、サーキュレーター)のようにオンオフタイマーで電源の管理を自動化したいですよね。この製品にはタイマー機能が無いんですが、その理由は火災などのトラブルを防止するためですね。
ちなみに無理やりスイッチボットなどでタイマー管理しようとしても、温度コントローラー側でスイッチをオンにしないと利用できないので、電源管理の自動化が無理ですね。
所感
ということで、いかがだったでしょうか。
こういったヒーターマットは中華製の製品が多いので、不具合や故障が起きたときにサポート対応が無かったり、日本語での対応も難しかったりとトラブルもあったりしますが、この怪獣サーマットは日本の企業が開発・販売、そしてサポートしているので日本語でコミュニケーションが取れるので安心ですよね。また製品の説明書もしっかり日本語で書いてあるので、怪しい日本語になっていないのでこれも安心ですね。
それに、こういったヒーターマットは温度をコントロールするサーモスタットが別売りだったりしますが、この怪獣サーマットは一体型なのでヒーターマット毎に温度設定できるので、植物毎に温度管理できるのも便利ですよね。
もしアガベや塊根植物などの多肉植物で、実生苗や育苗用のヒーターマットをお探しの方はぜひチェックしてみてください。1枚購入より2枚セットがお得です!