どうも、りあるです。
今回は、BARREL(バレル)さんから発売された植物用の送風機「エクメア ムーブ」をご紹介したいと思います。
以前に「エクメア」をレビューしたんですが、E26のソケットに取り付ける画期的な送風機になっていて、注目度が高い製品なんですよね。
「エクメア」をレビューしたときは、電源を入れたときの初期風量が強風になっている点についてかなり不満だったんですが、その後すぐに前回電源オフ時の風量で動作するようにマイナーチェンジもされております。この辺りの対応の早さは、さすがみんなに選ばれるバレルさんですよね。
今回ご紹介する製品はそのエクメアとは別に、もう1つパワーアップしたモデルがラインナップに加わったということで、一体どういった製品なのか詳しくみていきたいと思います。
分かりやすいように、既存のエクメアと先日レビューした小型扇風機「KEYNICE KN-618」とも比較しながら、順番に見ていきたいと思います。「エクメア」は色んな扇風機の中でもインテリアや空間を邪魔しないように設計されたアイテムなので、もし購入しようか悩んでいる方は是非参考にしてみてください。
それでは、いってみましょう。
- 製品名
- サイズ/重量
- カラーラインナップ
- 見た目/デザイン
- 赤外線リモコン
- 消費電力
- 保証期間
- 動作確認
- リモコン操作
- 風量
- 静音性
- 暗くしたときのLEDの明るさ
- メンテナンス
- 個人的に今後期待する改良点
製品名
まずは製品名ですが「小型送風機 Aechmea Move(エクメア ムーブ)」といいます。
あのアマテラスやツクヨミの育成ライトを製造、販売している株式会社バレルさんの新製品になります。
サイズ/重量
サイズは、正面の直径が16cmになります。
ソケット部分も含んだ奥行きは18.8cmになっております。既存のエクメアよりも全体的に大きく感じますね。
以前動画でご紹介した、人気の扇風機「KEYNICE KN-618」とこうやって並べてみると
実はエクメアムーブと同じ直径なんですよね。
ただ、羽の大きさはエクメアムーブの方が大きいですね。
重さは465gで、実際に持ち上げてみると見た目の大きさの印象よりも軽い感じですね。
カラーラインナップ
カラーは僕が購入したのはマットブラックなんですが、マットホワイトもあります。インテリアや好みに併せて選べますね。とくにブラックは人気ですぐに品薄になりそうです。
見た目/デザイン
デザインですが、前面にはカバーが付いております。
カバーのガード部分の間隔も狭いので、ペットやお子さんの指が入らない設計になっております。
中央にはバレルさんのロゴ刻まれていますね。
羽の枚数は、全部で3枚で、羽の色は半透明になっております(画像左)。ちなみに既存のエクメア(画像右)は羽が4枚なので、サイズが大きくなった分、枚数が減った感じですかね。質感もマットブラックでカッコいいですね。
触った感じもサラサラしています。
側面にはボタンが2つついております。
ソケット側の上のボタンは風量調整のボタンになります。風量はリズム風、弱、中、強の設定が可能です。
下のボタンはタイマー設定のボタンになります。6時間と12時間の2パターンの設定が可能となっております。それとこのボタンを使って首振りも可能となっているようです。タイマーも首振りも、既存のエクメアにはなかった機能なので、この辺りは便利ですよね。あとで実際にこの2つのボタンを試してみたいと思います。
それぞれのボタンに対応する形でLEDが点灯する場所も2箇所ありますね。
ぐるっと回転してみると裏側には製品情報と会社名も印字されております。PSEマークもありますね。
ソケットはE26のタイプになります。
後ろから見るとこんな感じですね。ファンの部分が斜めに付いているのが分かりますかね。既存のエクメアのように真っ直ぐ下に向かない設計になっております。
赤外線リモコン
あとこのエクメアムーブにはこちらの赤外線リモコンが付属しております。5つ白いボタンがありますね。色々設定できるようになっているので、こちらもあとで確認してみたいと思います。
消費電力
消費電力は5Wになります。1日8時間の利用で約2円、それを30日利用すると約60円なのでかなり経済的です。
保証期間
保証期間は、購入してから1年あるので、何かあっても安心ですね。
動作確認
さて次に、実際に電源を入れて使ってみたいと思います。取り付けはダクトレールに取り付けるのが相性が良さそうですが、今回は分かりやすいように同じくバレルさんの植物育成ライトを取り付けるスタンド「アコン」を利用したいと思います。実際に取り付けるとこんな感じですね。
ちなみにこの「アコン」は2本脚の設置が標準となっております。
ですが、別売りでこういったクランプも付けて利用することも可能となっております。
まずスタンド側の電源プラグをコンセントに挿して、スタンドの電源スイッチをオンにすると、ピッと音が鳴って動きますね。通電するだけですぐに動作するようになっております。
もし停電やスイッチボットなどのタイマーを使って管理することを考えると、有り難い設計ですね。既存のエクメアの方は音が鳴らなかったので、この辺りはパワーアップしていますね。
電源が入ると、本体にある上部のボタン横のLEDが点灯します。
電源を入れた直後は、リズム風になっていますね。LEDも4つ点滅します。
上部のボタンを押すごとにピッと音が鳴って、弱、中、強、そしてリズムといった感じで循環するようになっております。風量に併せてLEDが点灯する数も変わりますね。ちなみにLEDをオフにする機能はないですね。
電源を切る方法は、スタンド側のスイッチをオフにする方法と、上部のボタンを長押しするとピッと鳴って電源がオフになりますね。もう一度長押しするとまたピッと鳴って電源がオンになります。ちなみに、次回電源をオンにしたときの初期風量は、電源を切ったときの風量が維持されるようになっております。既存のエクメアは発売当初はこれがなかったので不満も多かったんですが、いまは改良されていますね。
そして下部のボタンですが、こちらはタイマー機能になります。
1回押すとピッと鳴って6時間タイマーになって、横のLEDは青色に光りますね。
もう1回押すとまたピッと鳴って12時間タイマーになって、LEDは赤色になります。さらにもう1回押すとピッと鳴ってタイマーオフで、LEDは消えるといった感じで循環します。このタイマーは、例えば朝7時に電源を入れて12時間のタイマーに設定すると、夜7時に自動的に電源がオフになります。あとは翌日も同じように朝7時に自動的に電源が入って、また夜7時にオフになる、といった感じで使い続けることが可能です。こういったタイマーがないと消す忘れにもなるので嬉しいポイントですよね。
そして、同じくこのタイマーボタンを長押しするとピッと鳴って首振り動作になります。これがこのエクメアムーブの目玉機能ですね。タイマーボタンと首振りボタンは兼ねている感じですね。
もう一回長押しするとまたピッと鳴って首振りが止まる動作になっております。首振りのスピード調整機能はないですね。
ちなみに首振りはKN-618はこんな風に左右の首振りになっているんですが、このエクメアムーブはこんな感じで30度の傾きを維持したスイング機能になっているんですよね。
これによってお部屋の空気が循環するように設計されております。
ドウシシャという会社の製品にライトとサーキュレーターが一体になった「サーキュライト」という製品があるんですが、そのサーキュレーターの動作とちょっと似ていますよね。
リモコン操作
次にリモコンの説明になります。こちらの赤外線リモコンが1つ付属しております。
リモコンは単4電池2本で動作するようになっているんですが、電池は付属していないので別途購入する必要があります。
リモコンには5つのボタンが用意されております。左上がSilentボタンで、先程の本体のボタン操作やリモコン操作時のピッという音の有り無しを設定するボタンになります。ちなみに音量を設定することはできないですね。右上が電源のオンと風量のリズム、弱、中、強の調整ボタンで、中央が電源オフになります。左下は6時間と12時間のタイマー、そしてタイマーオフのボタンで、右下は首振りのオンオフ設定のボタンになります。本体横のボタンで設定できる操作はすべてリモコンで制御できるようになっております。
また、このリモコンは赤外線リモコンなので、SwitchBot(スイッチボット)ハブミニやハブ2でもタイマー設定することが可能です。実際に試してみましたが、曜日にオンオフの時間設定ができて便利です。
それに外出先からでもタイマー設定や手動のオンオフができるので、付属のリモコンよりもさらに便利になるのでおすすめです。あと製品内蔵のタイマーは少しずつ時間がズレていくので、スイッチボットだと正確に制御できるので超おすすめです。
風量
次に風量についてです。KN-618とスペックが近いので、それぞれの弱、中、強の風量を体感してみたんですが、同じ弱、中、強でも、エクメアムーブの方が風が強いですね。この辺りは羽の大きさや回転数による影響かもしれませんが、広いお部屋でも活躍してくれるんじゃないかと思います。
静音性
次に静音性についてです。本体から距離80cmくらいで計測したデシベルの計測値がこちらになります。数値だけみるとそこまで大きくないんですが、3mくらい離れた場所でも弱でも風切り音がちょっと気になるレベルですね。すごく静かな場所で利用しない方が良いと思います。
あと首振り時の音ですが、本体からの首振り音はほとんど気にならないですね。
ただし、ダクトレールにこうやって取り付けてみると、低いモーター音が少し壁に響いていたので、薄い壁に取り付けると気になるかもしれません。
余談ですが、このダクトレールに取り付けるソケットもバレルさんの製品になります。
こういった他社のソケットだと中央部分がシルバーになっていたりするんですが、バレルさんのソケットは全部がブラックなので、安っぽい感じはしないでおすすめです。
ホワイトもあるので、気になった方はチェックしてみてください。
暗くしたときのLEDの明るさ
次にLEDの明るさですが、明るい部屋で電源を入れて利用するとこんな風に見えます。LEDはすごく小さいのでほとんど目立たないですね。
真っ暗な部屋だと、こんな感じになります。真っ暗にしても、ほとんど気にならないレベルだと思います。ちなみに、このLEDを光らないようにする機能はないですね。
メンテナンス
次にメンテナンス性についてです。こういった製品は、ホコリが溜まりやすくて困るんですが、この辺りはバレルさんもしっかり考えられていて、本体前面のカバーを左に回すとカバーが外れるようになっております。
さらに羽も外せるようになっています。羽は磁石でくっついているんですよね。これであれば、羽の裏もしっかりメンテナンスできるので、助かりますよね。
個人的に今後期待する改良点
今回実際にエクメアムーブを購入して使ってみた所感なんですが、このエクメアムーブは、見た目もスタイリッシュなのでインテリアにも合うのでおすすめだと思います。
特にダクトレールに植物育成ライトを取り付けて管理している方は、見た目の統一感も出せるのですごくおすすめだと思います。それにタイマー機能や首振り、そしてリモコンも今回付属となって、オールインワンのサーキュレーターになっているので、結構需要がある製品になるんじゃないかと思います。
一方で、個人的に今後改良してもらえたら嬉しいなというポイントも2つあります。
1つ目はリモコンの電池が付属していない点ですね。最近の家電は購入してすぐに使える体験を提供しているので、この辺りは最初から電池は付属してほしいなと思いました。特にリモコン操作がこのエクメアムーブの特徴になっているので、購入した人がすぐに試せるようにしてもらえると良かったと思います。コンビニでお弁当買って割り箸付いていなかったときのあの感覚に近いですね。
2つ目は、風の向きを直下にも向けられたり、角度を変えられる機能があると便利だと思いました。
先程ご紹介したドウシシャさんのサーキュライトは、直下にも向けられて、角度も2段階調整できるんですよね。
また回転方向も逆にできたり風向きを変えられるので、夏場は直接風が当たって涼しくて、冬場はそれだと寒いので高いところにたまった暖かい空気を循環するように設計されております。
この辺りの考え方が今後エクメアムーブにも入るとさらに完全体に近づくのかなと思いました。
ちなみに、バレルさんの製品以外にも、こちらのFSLIVINGさんも似た製品を販売されているので、もし良ければ併せてチェックしてみてください。
今後も植物育成関連のおすすめアイテムをご紹介していきますので、是非ブログとYoutubeの登録をお願い致します!