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パネルライトもレビューしているので良かったら是非!
- はじめに
- 製品の名前
- カラーバリエーション
- 外観/見た目
- サイズ
- 重量/重さ
- スペック
- 値段
- スペクトル(波長)表
- 寿命
- PSEマーク
- 電気代
- 保証
- 他社との比較
- 検証
- PPFDとは?
- ライト直下の照度とPPFD値
- 平面のPPFD分布
- 照射範囲
- 音問題
- 熱問題
- 補足
- さいごに
- ■参考
はじめに
またすごい育成ライトが出てきたんですよねー。今回は、BRIMというブランドから、新しい育成ライトが発売されたので、ご紹介したいと思います。箱のデザインがすでにかっこいいですよね。
BRIMさんといえば、Amazonで昨年くらいからSOL(ソル)とLUNA(ルナ)というスポットタイプの育成ライトが販売されていたので、既に利用している方や、一度は見たことがある人も多いんじゃないかと思います。僕も以前から気になってはいたんですが、やっぱり品質が良いことが確認できないと、皆さんにご紹介しにくいなと思っていたんですよね。以下のリンク先をご覧いただくとわかりますが、AmazonのSOLの商品ページの評価を見てみたんですが、レビュー件数が増えていて、かなり高評価なんですよね。
そして今回、そのBRIMさんから、またまた新しい育成ライトが発売されたのを知って、
すぐにスペックを見てみたんですが、かなり期待できるライトなんじゃないかと思いました!
ということで早速ですが、そのライトを入手したので、ライトの見た目や性能、
あとは実際に点灯してどのくらいの照度やPPFDがあるのかなどを見ていきたいと思います。
製品の名前
それでは、まずはこのライトの製品名ですが、「COSMO(コスモ)」といいます。東京の港区に会社があるBRIMさんが販売されている製品になります。
他社製品だと、ヘリオスやアマテラス、ツクヨミのように、製品名に神様の名前がつくライトが多い中で、宇宙を意味するコスモを選んだ点は、結構思い切ったなと思いました。
それと、この育成ライト、実はインスタのフォロワー2万人超えのグリーンアドバイザー「垂井愛(たるいあい)」さんが企画段階から参画されていて、試作品も使用された上で推薦されているライトみたいなんですよね。なので、怪しい会社のライトだと思っている方は安心して大丈夫です。
カラーバリエーション
カラーバージョンは、本体カラーがブラックの方は5800ケルビンで白っぽい光で、
ホワイトの方は、4000ケルビンのオレンジっぽい光になっております。
外観/見た目
次に外観ですが、照射部分はこんな感じですね。
後ろのヒートシンク部分はこんな感じです。
製品名の印字もありますね。ソケットはE26になりますね。
ブラックの方は後ろのヒートシンク部分の色がメタリックシルバーになっていて、かなり格好良いですよ、これ。質感も安っぽくなくて高級感がありますね。
開封時は反射板と集光レンズが付いた状態です。
外して利用することもできて、外すとこんな感じですね。LEDはフルスペクトルのLEDとなっております。
サイズ
本体のサイズは、照射面の直径が12cm。
ソケットも含んだ奥行きが14cmになっております。
ブラックモデルをアマテラスとHASU38 spec9と比較しても、外観もサイズ感もほぼ同じ感じですね。
コスモの廃棄ダクトだけ他よりも少し大きいですかね。
ホワイトモデルとツクヨミも同じ感じですね。余談ですが、このツクヨミは旧タイプで、最近「NEO TSUKUYOMI」という名前に変わったんですよね。
メジャーアップグレードではなくてマイナーチェンジなんですが、性能はほぼ同じで、デザインがと内部の設計が少し変わって、一番大きい変更点はカラーがブラックとホワイトの2色になった点ですね。気になる方は下記のリンク先からチェックしてみてください。
重量/重さ
次に重量ですが、ブラックが295g。
ホワイトが302gありますね。400g近くあるライトが多い中では、どちらも比較的軽量です。
スペック
次にスペック表がこちらです。比較しやすいように、SOLとLUNAも一緒にご覧ください。左から順に、コスモのブラック、ホワイト、そしてSOL、最後がLUNAですね。ポイントとしては、まずはコスモの消費電力は20Wですね。照射距離40cmの照度はブラックの方が約1万ルクスも高いところ。照射距離40cmのPPFDもブラックは1064で、ホワイトより高いですね。演色評価数Raも97と高めなのでライトを照らした植物やアクアリウムではきれいに見えると思います。照射角度は120度とかなり広いですね。あと放熱機構はSOLやLUNAより放熱効率がアップしていますね。さいご、レンズは脱着可能になっております。
値段
ちなみに値段ですが、コスモは税込4,935円(※時価)なので、このハイスペックなライトにしては、かなりコスパが良いですね。SOLとLUNAは3,765円(※時価)なので、約1200円の差でハイスペックで照射範囲が広いライトが手に入るなら、僕だったらコスモを選ぶと思います。セールになっていることが多いので、是非一度チェックしてみてください。
スペクトル(波長)表
次に波長を確認してみたいと思います。左がコスモのブラック、右がホワイトになります。植物の光合成には青と赤の光が必要と言われているんですが、特に赤は光合成が盛んになると言われているので、波長が気になる方はチェックしてみてください。
寿命
定格寿命は30,000hなので、1日8時間の利用だと約10年は使える計算ですね。ライトを持っていない方は一つくらい持っておいても損はないと思います。
PSEマーク
あとPSEマークもあるので安全性も満たしていて安心して利用できますね。
電気代
電気代は、LEDということもあって、1日8時間、30日利用しても約149円なので経済的です。
保証
保証は購入してから1年あるので、不具合があった場合も安心ですね。初期不良は購入日から30日間になります。
他社との比較
さて次は、このコスモが、他社製品と比較してどのような立ち位置になっているか、分かりやすいように、20W級の、光が白系の育成ライトに絞ってグラフでまとめてみたのが、こちらになります。グラフの横軸がライトの値段で、右にいくほど値段が高くなります。縦軸がPPFDで上にいくほどライトの性能が高くなります。それぞれの円の大きさは照度に連動した大きさになっています。
値段が安いのにHASU38に次ぐ性能になっているのが分かりますよね。今まで、HASUとヘリオスの間の性能のライトが存在しなかったのと、さらに5,000円以内の高スペックのライトも存在しなかったので、結構いいポジションを狙った製品なんじゃないかと思いました。このグラフを見て興味を持つ人も多いんじゃないかと思います。
検証
さて次は、実際にこのコスモが、スペック通りの照度やPPFD値が出るのか、検証してみたいと思います。
ちなみに、BRIMさんの製品ページで、これいいなーと思ったのが、照射高さ毎と、40cmから照射したときの平面のPPFD値の分布が記載されているんですよね。よく、照射直下の中心部のPPFD値だけがスペック表に書かれるケースが多いんですが、こういった数値が出ていると、ライトで複数の植物を照らすときの目安になるので有り難いですよね。ここまでしっかり数値を公表できるのは、きっと自信を持って販売されている証拠なんじゃないかと思いました。
PPFDとは?
初心者の方もご覧になっていると思うので、ちょっと補足すると、照度は人間が明るい!と感じる大きさなんですが、PPFDは植物たちから見て明るい!と感じる明るさを示した数値で、照度もPPFDも、光源からの距離で明るさの数値が変わるんですよね。なので、簡単にいうとライトの直下が一番値が大きいし、ライトから離れれば数値は低くなる、ということになります。
ライト直下の照度とPPFD値
では早速、照度とPPFD値を計測していきたいと思います。ライトの方は、COSMO ブラックを利用して反射板と集光レンズありで計測します。
計測器とLED素子の距離を50cm、40cm、30cmでそれぞれ計測してみたんですが、僕の計測環境は精密ではない環境だとしても、公表値と比較してそこまで大きな差はないんじゃないかと思います。(画像右の上から順に30cm、40cm、50cmのPPFD計測)
参考までに、アガベや塊根植物に照射するときは、距離を28cmくらいにすると太陽光のPPFD値2000に近づけることができました。ただ、水と風のバランスが悪いと葉焼けする可能性があるので、もし強い光を当てる場合は距離40cmくらいから様子見していくのがいいんじゃないかと思います。
平面のPPFD分布
次は40cmの距離で平面のPPFDがどのくらいか計測してみたいと思います。こちらも、測定結果だけご覧ください。
中心から10cmと20cmの距離で計測してみたんですが、ものすごく差があるという感じではないので許容範囲なんじゃないかと思います。(画像右上が中心から20cm外側のPPFD、右下が中心から10cmのPPFD計測)
ただ、中心から10cm以上離れるとPPFDはかなり低くなるので、この辺りはこのコスモに限らず、スポット系のライトでは仕方がないと思いますが、コスモは価格もリーズナブルなので、複数購入するのもありなんじゃないかと思います。
照射範囲
次に照射範囲です。分かりやすいように、同社のSOLも含めて比較してみますね。
まずは、SOLの照射範囲がこちらです。
次に、コスモ ブラックの反射板と集光レンズありがこちらです。
次に、コスモの反射板と集光レンズなしがこちらです。
比較してみると、こんな感じですね。左上のSOLは照射角度が50度なので、直下の光はかなり明るいですね。右上のコスモの反射板と集光レンズありは、さすが照射角度120度なので、壁のところまで円の後が見えますね。下のコスモの反射板と集光レンズなしの場合は、壁に当たった光が結構高いところまで照射されているので、広範囲に照射しているのが分かりますね。ただ、広がっている分全体の照度とPPFDはかなり落ちるので、個人的には反射板と集光レンズなしの使い方はおすすめしないですね。
音問題
次に点灯中の音です。ライトによっては、点灯中にノイズのような異音が発生する製品もあったりして、家族もいる室内で利用すると迷惑になることもあったりするんですが、このライトは特に異音はしないですね。
熱問題
このライトはスペックが高い分、本体が熱を持ちやすいので、側面のヒートシンクの形状が蛇腹(じゃばら)のようになっています。こうすることで空気と接触する表面積が多くなっているので、放熱効率がかなり高くなるんですよね。実際に長時間利用してみましたが、このヒートシンク部分はかなり高温になるので、お子さんやペットのいるご家庭では注意してください。ちなみに、高性能だからこそ熱を持ちやすいので、高温になるから悪いライト、というわけではないのでご了承ください。
あと、このライトを取り付けるスタンドを選ぶときに、傘があるタイプのスタンドは熱がこもりやすいので、傘を外して利用するようにしてください。
補足
補足ですが、ライトを取り付けるスタンドは下記のブログでもご紹介しているので、良ければそちらもチェックしてみてください。それと、育成ライトは基本的に、自動的に朝ついて夜消えるように、タイマー管理がおすすめなので、こちらも過去のブログで便利なアイテムをご紹介しております。
さいごに
はい、ということで、今回はBRIMさんから発売された植物育成ライト「COSMO(コスモ)」をご紹介致しましたが、いかがでしたでしょうか。ブリムさんのライトをAmazonで見かけて気になっていた方も多いと思うので、今回の結果を踏まえて、ぜひ参考になればと思います。
5,000円以内で買える一番高性能なライトなので、初心者の方も玄人の方も、是非チェックしてみてください。「COSMO(コスモ)」については、今後もひきつづき利用して、気になるところがあればまた動画にしたいと思っております。
それでは、今回は以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。
■参考
国内ナンバーワンの植物育成ライトはこれ