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【神ライト】植物育成ライト「BRIM(ブリム) PANEL X」レビュー!Samsung「LM281B+PRO」「LM301H」搭載のコスパ最強パネルLED!そして「PANEL Y」も!観葉植物|アガベ|塊根植物|多肉植物

BRIM PANEL X

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どうも、りあるです。今回ご紹介するのは、あのBRIMさんから発売された、新型の植物育成用のパネルライト「PANEL X」になります。

BRIMさんといえば過去にコスパ最強の育成ライトとして「PANEL A」をレビューしたんですが、かなり注目度の高い製品だったんですよ。

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その大注目の「PANEL A」も実はひそかにアップグレードされていて、現在販売されている製品はすべてLEDパネルが防水コーティングされて、以前よりさらに安全性に配慮されております。

価格はその分だけ以前より100円程度上がっているんですが、個人的にはその費用で安全になるのであれば、全く問題ないレベルだと思いました。

さらに「PANEL A」は消費電力が45Wモデルのみだったんですが、新しく65Wモデルもラインナップに加わって、しかも値段も安くてコスパ最高なのでもし気になった方はこちらもチェックしてみてください。

 

その「PANEL」シリーズに今回新しくPANEL Xがラインナップに加わったということで、一体どういった製品なのか詳しく見ていきたいと思います。

分かりやすいように、PANEL Aとも比較しながら順番に見ていきたいと思います。

それと動画の後半に、本当は教えたくない秘密の情報も含んでおりますので、ぜひ最後までご覧ください!
それでは早速いってみましょう!

製品名

まずはあらためて製品名ですが「PANEL X」といいます。BRIMブランドで2つ目の育成パネルライトになります。

外観、デザイン、見た目の第一印象

本体の見た目ですが、パネルの上面部分はマットブラックで、すごく高級感がありますね。

触った感じも少しザラつきのある感触で、安っぽい感じは全くないです。

製品名や会社名の印字もありますね。PSEマークや防水性能の表記もあります。おっとこれを見てすでにお気づきかもしれませんが、このPANEL XはLEDの種類が2種類選べるようになっております。

本体サイズが大きい方は、園芸用に特化して作られたSamsung製の高性能なLED「LM301H」を搭載した100ワットモデルで、本体サイズが小さい方は、Samsung製の高性能なLED「LM281B+PRO」を搭載した65ワットモデルになります。人によって性能優先!という方や価格優先!という方もいらっしゃるので、柔軟に対応できるようになっております。

そしてワイヤーをぶら下げる箇所なんですが、こちらに4箇所あるんですが、今まで見たこと無いデザインになっているんですよね。あとで実際にどんな感じになるか試してみたいと思います。

ちなみに、製品に同梱されている付属品は、フック付きのワイヤーが2つで1セットになっているものが2本、フック付きのロープも2本、同梱されております。高さ調整はロープでできそうですね。さらにカラビナも4本ついています。

取扱説明書と保証カードも付属しております。

あとこちらにはLEDドライバがあります。LEDドライバはパネルと一体でくっついております。LEDドライバ部分はブラックとシルバーのツートンカラーです。

本体の電源オンオフは、こちらの黒いノブを使います。

調光は無段階で調整できるようになっていて、実際に回してみると電源を入れるときや切るときのカチっという音はなくて、引っかかりなく回る感じですね。といっても安っぽい抵抗なしのスルスル回る感じじゃなくて、やや重めでしっかりした感じになっております。

こういった物理スイッチだと、通電するだけで点灯するので、スイッチボットなどのタイマーで管理できるので有り難いですね。あと調光するメモリも無刻印だと感覚で微調整になりますが、5%刻みで表示されているので、これなら設定するときも分かりやすいですね。

ひっくり返して、LED側も見てみたいと思います。中央には製品名が印字されていて、LEDもたくさん並んでいますね。後で点灯してどんな感じか見てみたいと思います。

パネルの下の方にも会社名と製品情報が印字されております。

それとこの設計凄いなと思ったのが、このシルバーのボルトは全部で8個あって、それぞれLEDドライバとパネルを止めるために利用されています。

ただ、4隅のボルトだけは先程のワイヤーをぶら下げる柱部分と兼ねていて無駄のない素晴らしいデザインになっております。

この白いキャップを外すとLEDドライバを固定しているボルトがありますね。

このキャップのお陰で、化粧キャップの役割と接地面に置いたときのクッションの代わりになってくれます。

全体的なデザインは凄くいいので、かなり満足度の高い製品になっております。

スペック

次にスペックを見ていきたいと思います。分かりやすいようにPANEL Aも一緒に並べてみていきますね。表の左からPANEL A、PANEL Xの65W、そして一番右がPANEL Xの100Wになります。ポイントを絞って順番に見ていきますね。

サイズ

まずはPANEL Xの本体サイズは100ワットモデルが縦29.4cm、横27cmの長方形で、LEDドライバー部分も含んだ高さが4.8cmになっております。

65ワットモデルは縦27cm、横27cmの正方形で、LEDドライバー部分も含んだ高さが4.8cmになっております。パネルの面積だけでいうとPANEL Aが一番大きいですね。

LEDドライバー部分は100ワットモデルが縦6cm、横24.5cm、高さ約3.5cmになります。
65ワットモデルが縦5.5cm、横21.5cm、高さ約3.5cmになります。パネルの大きさに合わせてLEDドライバのサイズも変わっております。

重量

重量は、PANEL Xの100Wが1.72kgで、65Wが1.54kgになっております。こちらもパネルの大きさが異なるので重さも違ってきますね。

実際に持ってみると、どちらもLEDドライバと一体型なので結構ずっしりして重厚感がありますね。

ケーブル長さ

コードの長さは1.8mのロングケーブルなので、メタルラックで利用するときにも大丈夫そうです。

調光機能

調光は無段階の調光となっております。

調光機能がないライトだと植物との距離をパネルの高さで調整する必要があるんですが、これだとラックに設置すると微調整するのが大変なんですよね。なので無段階の調光機能があるとすぐに調整できるので"控えめに言って神"です。

消費電力

消費電力は100Wと65Wレベルになっております。無段階の調光機能があるので、調光によって消費電力も変わってきますね。

参考までに、調光割合を25%区切りで計測した消費電力と電気代をまとめてみたので参考にしてみてください。25%程度で使うと一ヶ月でペットボトル1、2本分くらいなので経済的ですね。

もしライトの点灯オンオフを自動化したい場合はスイッチボットもおすすめなんですが、こちらの「Meross スマート電源タップ」を利用すれば、延長コード代わりにもなって、さらに育成ライト以外の扇風機などもタイマー管理を一元管理できるのでマジでおすすめです。

LEDチップの種類

PANEL Xの100Wモデルに搭載されているのは、先ほども少しご紹介しましたが、園芸用に開発されたSamsung製の高性能なLED「LM301H」になります。

65Wモデルの方も同じくSamsung製の高性能なLED「LM281B+PRO」で、どちらも海外でもかなり評判の良いLEDチップで、これを使っているだけでもかなりおすすめのパネルライトです。

ちなみに、このPANEL XはBRIMさん独自のLEDチップ配列となっていて、一般的なパネルライトはどうしても中央が一番明るくなるんですが、このPANEL Xは中心部の明るさをパネルの周囲の部分に分散するように設計されております。そうすることで、パネル直下にある植物だけが葉焼けしてしまう、といったことを極限まで低減されております。

LEDの数

LEDは100ワットモデルは全部で252個付いております。65ワットモデルはパネルサイズも小さいので170個ですね。

IR(赤外線)とUV(紫外線)

赤外線(IR)と紫外線(UV)のLEDも搭載されています。太陽の光にはどちらも含まれているので、室内で少しでも太陽と同じ感覚で育てたいときに助かりますね。

スペクトル

波長は太陽光の波長を意識したフルスペクトルとなっております。参考までにこちらが波長のグラフになります。実はこのPANEL X、色温度が昼白色と暖色の2種類選べるようになっております。

僕が知っている限り、調光機能があるパネルライトで色温度が選べるライトを販売されているのはこのBRIMさんのライトだけですね。波長が気になる方はチェックしてみてください。

照度/PPFD

照度とPPFDについてはPPFDマップが公開されています。高さ20cmと30cmから、調光100%で一番明るく照射したときのマップがこちらになります。上が65Wモデルで、下が100Wモデルになります。

65Wモデルだと、高さ20cmだと中央の一番明るいところはPPFDが大体765くらいになっていて、かなり明るくなっているのが分かりますね。

100Wモデルも高さ20cmだと中央の一番明るいところはPPFDが大体1169くらいで、こちらもかなり明るくなっております。一番遠い角の部分でも300前後あるので、めちゃくちゃ明るいライトだと思います。

色温度

色温度は5700ケルビンレベルの昼白色のモデルと4300ケルビンレベルの白色(温かみのある白色)のモデルの2種類から選択可能です。このあたりも好みによって光の色が選べるのは嬉しいですよね。あとで実際に点灯してどんな感じになるか見てみたいと思います。

演色評価数

演色評価数Raは90となっております。90以上あれば植物も綺麗に見えるので、この辺りは有り難いですね。

防水レベル

防水レベルはLEDパネルもLEDドライバもIP65となっていて、LED表面も防水コーティングされております。水も侵入しないので漏電のリスクもないですね。冒頭でもお伝えしましたが、PANEL AもIP65の防水性能に仕様変更となってアップグレードされております。

それにドライバの内側はシリコンが充填してあるので、火災事故の危険性も回避した設計になっております。こういったライトは長時間利用したり、葉水や水やりで濡れる可能性もあるので、安全面に配慮されているのはかなり重要ですね。

定格寿命

定格寿命は5万時間になっております。仮に一日8時間使った場合は約17年は使える計算になります。

保証期間

あと保証期間は2年あるので、安心ですね。こういったライトは一般的に1年だったりするんですが、BRIMさんが自信を持って販売されている証拠ですね!

その他

その他に補足として、LEDパネル同士をケーブルで連結して増設するようなデイジーチェーンには非対応となっております。

設置方法

次に設置方法についてです。設置方法は大きく2種類あります。一つは、スチールラックやメタルラックに直接置く方法ですね。

LED側の白い化粧カバーがしっかりラックの網目に入るので、ワイヤーやカラビナを使わずに気軽に設置したい方におすすめですね。それに、100ワットモデルも65ワットモデルも、どちらも横のサイズが30cm未満なので、僕のようにスチールラックの横幅が60cmだとちょうど2つ並べて設置できるサイズ感になっております。

もうひとつは、付属のワイヤーやロープを使う方法ですね。ロープは天井などの高い場所からぶら下げて利用するときにおすすめです。ちなみに僕の場合はルミナスのラックを使っているんですが、棚の高さの間隔が30cmくらいしかないので、ワイヤーやロープは使えない高さなんですよ。

なので僕の場合、最近はパネルにこういったカラビナを別途購入して取り付けて、高さ調整していたんですよね。

でもこのPANEL Xには最初からカラビナが付属しているのも有り難いです。

しかもこういったパネルライトはパネルの面の部分に取り付けるのが一般的ですが、
このPANEL Xはこの柱の部分に、カラビナが取り付けられるようになっております。これは斬新ですよね。

しかもこのカラビナ、バネが強いのですごく質もいいです。

カラビナの取り付け方法ですが、こうやって上から取り付けすることが可能です。

これが難しければ横からでも取り付けることもできるので、参考にしてみてください。

あとカラビナを取り付けてみて分かったんですが、通常サイズのカラビナ1つだけだと
ラックの下に取り付けるときにLEDドライバがラックに干渉してしまうんですよ。

なのでカラビナを複数連結しないとラックにぶら下げることができないんですよね。

このPANEL Xは先ほどの柱の部分に取り付けたことでLEDドライバよりも高い位置にカラビナがくるんですよ。そのお陰で、カラビナ1つだけでラックに取り付けできるので、購入してからすぐに利用できる親切設計になっております。これは驚きましたね。

実際に点灯

さて次は、実際に点灯してどんな感じになるか見ていきたいと思います。実際にパネルをぶら下げてみるとこんな感じですね。

まずはPANEL Xの65ワットモデル(昼白色)を高さ30cmから調光100%だと照射範囲はこんな感じになります。かなり広範囲が明るくなっていて、これならたくさんの植物に光を照射できそうですよね。

今度はPANEL Xの100ワットモデル(昼白色)を高さ30cmから調光100%で照射するとこんな感じになります。こちらもかなり広範囲が明るくなっていますね。

参考までに65Wと100Wを並べてみると照射範囲はこんな感じになります。照射範囲はそこまで大きな差はなさそうですね。

ただ301Hの方がパネルのサイズが大きいので目視では分かりにくいですが照射範囲は広くなっていると思います。パネル型はやっぱり広範囲に照射できて助かりますね。

あと、色温度も2種類あるので、昼白色と白色(はくしょく)を照射した部分を並べてみるとこんな感じになります。個人的には昼白色が好きなんですが、このあたりは好みですね。

植物の色味もこんな感じで見え方が若干違ってくるので、ご覧の映像を元にどちらを購入するか参考にしてみてください。

PPFD/照度の計測

さて次はPPFDと照度を計測してみます。


計測は分光色彩照度計「スペクトロマスター C-7000」を使います。ちなみにこの計測器、30万します!!

100Wモデルで、高さ30cmから調光100%で直下の照度とPPFDを計測してみると、メーカー公表値と比較すると公表値よりも高い数値が出ていました。メーカー公表値のひとマスの中で、上に書いてある数値が照度で下がPPFDの値になります。僕の計測は精密な計測環境ではありませんが、それでも公表値よりも高い数値が出ているので信用できる数値だと思いました。

65Wモデルも同様に、高さ30cmから調光100%で直下の照度とPPFDを計測してみると、こちらもメーカー公表値と比較すると高い数値が出ているので問題なさそうですね。ちなみにPPFDについては、耐陰性のある観葉植物であれば最低10くらいあれば大丈夫で、アガベや塊根植物であれば500以上が目安となるので参考にしてみてください。

あと調光割合毎の直下の照度とPPFDはご覧のようになっているので、こちらもよければ参考にしてみてください。

熱問題

次に、本体がどのくらい熱くなるか、実際に調光100%で1時間くらい点灯してみたんですが、65ワットモデルも100ワットモデルも、どちらもLEDドライバー部分とパネル上面を触ってみると、かなり熱くなっていました。なので、もしペットやお子さんがいる場合は、必ず手が届かない高さで利用するようにしてください。

ちなみに熱くなるから悪いライトというわけではなく、できるだけ軽量化やコスト削減をしている中で、熱を最大限に頑張って放熱している場所が熱くなっているので、その辺りは誤った理解をしないようにお願いいたします。

音問題

それと、点灯中の音についてですが、特にノイズなどはないので在宅のリモートワークや家族がいる場合でも安心して利用可能です。

さいごに

PANEL Xはデザインもよくて高級感もあって、Samsung製の高性能なLEDも搭載していて、さらに調光機能もついているのにかなり値段も安くて、お得に購入できるコスパ最強の育成ライトになっております。

それにこのPANEL Xは、総合的にかなり僕の理想のパネルライトになっているので、本当はご紹介してしまうと品薄になるのでレビューしようかかなり迷ったくらい、おすすめのパネルライトになっております。色温度も好みで選べるのも嬉しいですし、そして育成にこだわりたい方は100Wモデル、少し性能が落ちても価格優先という方は65Wモデルが選べるのも有り難いですよね。

そして、今回ご紹介したPANEL Xですが、実は下位モデルとして「PANEL Y」という製品も予定されております。詳細についてはまたレビューしたいと思うので、楽しみにしていていてくださいね!


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