どうも、りあるです。今回は、アイリスオーヤマの2024年発売の新型サーキュレーター「サーキュレーターアイ DC JET」をご紹介したいと思います。
以前に旧型をレビューしたんですが、かなり注目度が高い製品なんですよね。その旧型のサーキュレーターなんですが、実は2019年3月に発売された製品で、すでに5年以上前の製品になるんですが、価格ドットコムランキングでいま何位くらいになっているか見てみると、、、
実は現在も2位になっていて、超ロングセラーのサーキュレーターになっているんですよね!
旧型はいまぼくも愛用して使っているサーキュレーターなんですが、正直、5年前の家電がいまでもランキング2位って、普通に考えてすごいですよね!
つまり、そのくらい満足度が高い製品の証拠だと思うんですが、その製品に今回なんと待望の新型が発売されたということで、一体何が変わったのか順番に見ていきたいとおもいます。
分かりやすいように、旧型とも比較しながら、レビューしていきたいと思います。
それでは早速みていきましょう!
- 製品名
- カラーラインナップ
- 見た目/外観
- サイズ
- 風量(対応畳数)
- 首振り(横、縦)
- タイマー
- その他機能
- 個人的に嬉しい機能
- リモコン
- 消費電力
- 電気代
- メンテナンス性
- サーキュレーターアイ DC silentとの違い
- まとめ
- 補足(Amazon限定との違いについて)
製品名
まずはあらためて製品名ですが、「サーキュレーターアイ DC JET」といいます。
型番は「PCF-SDC15T-EC-W」で、旧型は「PCF-SDC15T-W」なので、間にECの文字が入っている方が新型ですね。Amazon限定で販売されている型番は「AZ-SDC15TEC-W」、家電量販店モデルの型番は「KCF-SDC15T-EC-W」で、すべて中身は同じ製品です。
カラーラインナップ
カラーラインナップは、ホワイトのみになります。
ただ、旧型は発売当初はホワイトのみだったんですが、その後にインテリアモデルとしてホワイト、ピンク、そしてブルーの3色追加になったので、新型も今後選べるカラーが増えるかもしれませんね。
2024年5月28日更新
予想通り、新色(ホワイトウッド/アッシュグレー/ブラックウッド)が追加されました!他のカラーが気になっている方はチェックしてみてください。
見た目/外観
次に本体の見た目なんですが、パット見はよくあるサーキュレーターの形をしていますね。
全体的にすごくコンパクトで、手のひらと比べてもかなり小さめなのが分かりますかね?
正面にはアイリスオーヤマの文字がありますね。
旧型と並べて比較してみると、全体的な見た目の雰囲気は同じなんですが、よく見るとデザインが変わっていますね(左:旧型、右:新型)
まずは全体の質感なんですが、旧型は表面が艶のある感じだったのが、新型はマットな感じのデザインに変わっております。新型は触った感じもサラサラしています。個人的には新型の質感の方が好きですね。
正面の前面カバーのデザインも少し変わりましたね。新型は中央のロゴの色がグレーに変わっていて、その外周には丸い部品が2つ追加になっております。
次に操作する部分ですが、並べてみるとかなり変わりましたね。
まずは旧型はグレーの色で操作範囲がグループ分けされていたんですが、新型は全部白で統一されております。電源ボタンも中央に移動した感じですね。風量の調整ボタンもアイコンのデザインに変わっております。首振りの操作は上下首振りと左右首振りのボタンの位置が逆になった感じですね。タイマーに関しては、切タイマーに加えて、入タイマーのボタンが増えております。それぞれのボタンの動作は後で確認してみたいと思います。
右横から見るとこんな感じですね。
新型はこの部分に少し凹みがありますね。
左横もこんな感じですね。大きな変更はなさそうですね。
上からみるとこんな感じですね。
旧型と比較するとカバーを外すときのロックと解除が分かりやすくなっております。
あとは上部にはリモコンを収納できる部分があって、この辺りは今までと同じですね。
リモコンを取り外してみると、デザインが少し変わっていますね。
ちなみにリモコンを比較してみるとこんな感じですね。新型の方はデザインが変わって、色味が薄くなってシンプルになっております。操作できる機能も変わっているようです。こちらもあとで確認してみようと思います。
後ろから見ると、新旧どちらも全体の雰囲気は同じですね。
上部には持ち運ぶときに便利な取っ手も付いております。
よく見ると製品名などが書かれた部分が旧型より大きい表記になっていますね。それにスマホでQRコードを読み取るとマニュアルが読めるようになっているのは有り難いですよね。
この部分は電源アダプタを差し込むところですね。
参考までにアダプタはこちらになっております。旧型と見た目は全く同じですね。
本体を下からみるとこんな感じですね。少しデザインは変わっていますが、滑り止めの黒いゴムが4個所ついていて、この辺りは大きな変更はないですね。
サイズ
次に本体サイズなんですが、新型は幅21cm、奥行きは21cm、高さは29.4cmになっております。
旧型と新型は幅と奥行は同じサイズで、新型の方が高さが0.4cm高くなっている感じですね。実際に並べて比較してみると、新型の方が全体の高さが若干高くなっているんですが、目視だとほとんど分からないですね。
あと電源アダプタは新旧どちらも同じ大きさで、コードの長さは180cmとかなり長いので、コンセントまで距離が離れていても十分届く長さだと思います。
風量(対応畳数)
次は本体の操作部分をみていきたいと思います。
電源を入れるときは、本体に電源コードを差し込んで電源アダプタをコンセントに挿して利用します。このサーキュレーターはバッテリーを内蔵していないので、コードレスで利用することはできないのでご注意ください。
電源ボタンを入れるとピッと音がなって動きますね。
この部分はサーキュレーターのメインとなる、風量設定ですね。旧型は弱から強までの調整が10段階になっていましたが、新型は8段階に変更となっております。矢印ボタンを押すと、風量の調整が可能になります。何度も押すのが大変な場合は長押しでも調整可能です。
8段階のうち、最初の3段階目までは静音モードになっていて、8番目は一番強いターボになります。
旧型と新型の一番弱い風量を比較してみたんですが、体感では同じ風量に感じました。
一番強い風量も個人的には新旧どちらもほぼ同じ風の強さになっているように感じます。
ただ実際は、旧型は適用畳数が24帖だったのに対して、新型は28帖となっているので、
この製品の特徴となっているスパイラル気流で、よりパワフルな送風になっているようです。
あと風量の静音性についてですが、一番弱い風量にした場合、旧型の場合はファンの風切音よりも回転するモーター音の方が気になって、個人的に寝室で使うのはちょっと耳障りだったんですが、新型はそのモーター音がほとんど無くなっていて、かなり静かになっていました。これなら寝室で使っても全く問題ないレベルだと思います。
製品ページを見ても、旧型は35dbレベルだったのに対して、新型は21.5dbになっているので、かなり静音性がアップしているのが分かります。旧型を使っている方は、新型に変えたらかなり感動するレベルだと思いますね。
首振り(横、縦)
次に首振り機能ですが、左右の首振りは、首振りなし、60°、90°、120°の4パターン選べる点は旧型と同じとなっております。
縦の首振りは、旧型は首振りなしと65°の2パターンしか選べませんでした。
新型は首振りなしの他に4パターンの設定が可能になっております。
下の場合は0~25度、中の場合は15~50度、上の場合は35~60度の範囲で首振り可能となっております。
すべて点灯すれば、0~60度の範囲の首振りが可能です。この設定のおかげで、首振りを使ってもサーキュレーターの風が直接、人の身体に当たらないように角度調整可能になっております。
またサーキュレーターよりも高い位置にある洗濯物の範囲だけに首振りすることが可能となっております。その角度設定が可能になったからか、旧型にあったリズム風モードと衣類乾燥モードは新型では廃止となっております。リズム風をなくしたのは以外ですね。首振り範囲を選べるようになったことで、利用シーンに合わせて首振り調整できるようになったのは有り難いですよね。
もし首振り機能をオフにして、送風方向を固定したい場合は、首振り機能を利用して向けたい方向に来たときに首振りを停止することで固定可能です。
ちなみに旧型もそうなんですが、手動で無理やり首を動かす動作はメーカー公式ではNGになっているのでご注意ください。
タイマー
あとは旧型は2・4・8時間の切りタイマーしかなかったんですが、新型はその2・4・8時間の切りタイマーもしっかり搭載しつつ、4・6・8時間後の入タイマーの機能も追加されております。入タイマーがあることで、例えば寝るときにエアコンのタイマーを4時間後に切れる設定にした場合、4時間後にサーキュレーターが動作するように予約して、体が冷えすぎないようにして心地よく眠ることができますよね。それにエアコンをつけっぱなしにすると電気代もかかるので、サーキュレーターで空気を循環することで省エネにもなります。
ちなみに切タイマーと入タイマーは組み合わせて設定可能で、例えば、入りタイマーで4時間後にサーキュレーターがオンになるように設定して、動き出したあとに8時間後にサーキュレーターをオフにする、といった予約設定が可能です。
逆に2時間後にサーキュレーターをオフに設定して、6時間後にまたサーキュレーターをオンにするといった予約設定も可能となっております。ただし、この予約はそのときの1回分しか設定できないので、毎日同じ予約を繰り返す機能はないのでご注意ください。
もし毎日スケジュールタイマーで動作させたい場合は、付属の赤外線リモコンを「SwitchBot スマートリモコン ハブ2」に学習させることで対応可能です。
あと余談ですが、メーカーに直接電話をして確認したんですが、使い続けると8時間後に勝手にオフになる機能がある、という噂についてはそんな機能はなく、8時間の切りタイマーに設定している場合のみオフになります、とのことでした。安全機能かなにかがあるのかと思ったのですが、勝手にオフになることはないので安心ですね。
その他機能
それと今回さらに追加された機能として、本体のLEDがすべてオフになる「消灯モード」が搭載されております。旧型は送風モードのボタンを長押しするとLEDの明るさを少し暗くする機能はついていたんですが、新型は左右首振りボタンを長押しすることで、本体のLEDだけを全てオフにすることが可能となっております。真っ暗な部屋でこういったLEDはかなり明るくて目立つので、これは助かりますよね。
ちなみにLEDをオフ設定にした状態で電源ボタンで電源を切って、再度電源を入れた場合は最初の10秒間だけLEDが点灯して、その後自動的に消灯するようになっております。運転中にボタン操作をしたときも一時的にLEDが点灯して、しばらくすると消灯するようになっております。
もう一つ追加された機能として、基本的には本体のボタンを押すとでピッと、操作音が鳴るんですが、旧型はこれをオフにすることができなかったのに対して、新型は上下首振りボタンを長押しすると完全にオフにすることが可能になっております。操作音のオフは電源ボタンでオフにしても設定が記憶されるので、再度電源を入れてもオフのままになります。サーキュレーターの近くで家族が寝ていたりすると、操作音で目が冷めてしまうので、この機能も助かりますよね。
個人的に嬉しい機能
あと個人的にこの新型で嬉しかった機能として、旧型は電源をオフにすると毎回必ず自動的にホームポジションに戻る動作になっていたんですよね。これはこれでメカ感があってかっこいいんですが、次に電源を入れると、また首振り上下ボタンで斜め上方向に向くまで待ってから固定しないといけなくて、正直かなり面倒だったんですよね。それにメーカー公式では手動での首振りはNGになっていたので、この操作だけが一番ストレスになっていました。
それが今回、電源ボタンでオフにしても首の位置はホームポジションに戻らずにそのまま保持されるようになったので、これは個人的にかなり嬉しいポイントでしたね。ちなみに電源ボタンでオフにして次に電源を入れた場合、タイマー設定以外は前回と同じ設定で動作するようになっております。ただし、コンセントから電源アダプタを抜いた場合は全ての設定がリセットされてしまうので、その辺りはご注意ください。
リモコン
次にリモコンについてですが、本体のボタンで操作できる設定はすべてリモコンで操作可能となっております。唯一リモコンだけで操作できる機能は、送風方向を固定して使うときに、送風角度を微調整できるところですね。例えば上ボタンを押すと上に少し動いて、右ボタンを押すと右に少しだけ動きます。何回も押すと大変な場合は、長押しすると連続してその方向に移動可能になっております。
ちなみにリモコンの電池は最初から本体に付属しております。CR2025というボタン電池でこれは旧型も同じですね。
消費電力
次に消費電力ですが、旧型は25Wだったのに対して、新型は23Wになっております。新型は以前よりパワーアップしているのに消費電力が低くなっているんですよね。
それにDCモーターを搭載しているので、省エネ効果もありますね。
電気代
参考までに電気代ですが、首振りなしで8段階の風量がそれぞれ消費電力が実際どのくらいになるか、こちらにまとめてみました。風量ごとの1時間使った場合の電気代と、1日12時間使った場合の電気代、1日12時間を30日使った場合の電気代も併せてご覧ください。一番低い風量で使っても、一ヶ月約22円程度なので、かなり経済的ですよね。
電気代が高くなるニュースもあったりするので、エアコンと併用することで、電気代の節約にも貢献してくれると思います。
メンテナンス性
そしてこの新型で一番の目玉なのが、旧型よりもメンテナンス性が格段に向上した点ですね。
旧型は前面カバーしか外せなかったので、ホコリの掃除がかなり大変だったんですよね。羽の掃除や背面カバーの内側のホコリが取れにくくてかなり大変でした。
それが今回新型では、工具なしで前面カバーを取り外せる上に、羽の中央にある部分を外して羽を完全に取り外すことが可能になっております。
そしてさらにこの3個所のネジを取り外すことで背面カバーも分解して取り外すことが可能になっております!これなら今までより、確実に掃除しやすくなるので、助かりますよね。空気中にホコリを撒き散らしたくないので、このメンテナンスができるだけでもこのサーキュレーターを購入する価値があると思います。
ちなみに洗えるのは、こちらの前面カバーと羽、羽を止める中央のネジの部品と背面カバーの4つだけになります。
本体は丸ごと水洗いできないのでご注意ください。他社の山善さんのサーキュレーターには洗えるサーキュレーターがすでに存在していて、そちらもすでに人気製品なんですが、今回、アイリスオーヤマ製品にも洗える機能が搭載されたので、洗える点をメリットで購入を考えている方はどっちを購入するか悩む方が多いかもしれませんね。
ざっとご説明した新旧のスペックの違いですが、ご覧のように表にまとめておりますので、良ければ一時停止してチェックしてみてください。左が旧型で右が新型になります。
サーキュレーターアイ DC silentとの違い
あとこれは補足になるんですが、今回ご紹介した「サーキュレーターアイ DC JET」に似た製品で、「サーキュレーターアイ DC silent」という製品も今回新型が発売されております(型番:PCF-SDS15T-EC-W/AZ-SDS15TEC-W(Amazon限定バージョン)/KCF-SDS15T-EC-W家電量販店モデル)
実はその「DC silent」の旧型も僕は使っているんですが、この「DC JET」と「DC silent」の立ち位置の違いを簡単にご説明すると、豊富な機能を搭載した「DC JET」の機能を一部削って、必要最低限の機能を搭載して値段を安くした廉価版が「DC silent」になっております。
こちらがスペック表になるんですが、左が「DC silent」で右が「DC JET」になります。
比較してみると、「DC silent」の方は本体のサイズが少し大きかったり、重量も少し重くなっていたりしますね。本体カラーだけ「DC silent」はホワイト以外が選べたりします。あとは対応畳数が小さくなっていたり、風量の設定が少なかったり、上下左右の首振りも細かく設定できなかったりしますね。入タイマーもないですね。なので、もしそこまで細かい機能が必要ない方は、「DC silent」の方も検討してみてください。こちらも分解して洗えます。
まとめ
今回新発売となった「DC JET」は旧型よりも消費電力は少なくなっているのに、今までより広い部屋で使えるようにパワーアップしております。とくに今回は寝ているときの利用を強く意識して、入タイマー機能、LEDオフ機能、そして操作音のオフ機能で、今までより快適に利用できる設計になっております。個人的には首の角度が維持されるようになっていたり、静音性が格段によくなっているので、寝室やテレワークの室内でも問題なく利用できるようになっているので、旧型がすでにランキング上位になっているのに、今回その旧型がさらパワーアップしていることを考えると、今後最低6年くらいはこの新型が上位をキープし続けるんじゃないかと確信しております。
あとアイリスオーヤマのサポート窓口に直接電話で確認したんですが、旧型と新型はしばらくはどちらも販売されるものの、今後新型にスライドしていくことが濃厚とのことでした。なので、もしサーキュレーターをこれから買おうと思っている方や、いまお使いのサーキュレーターを新しいものに買い替えようと思っている方は、この新型はほんとおすすめなので、是非検討してみてください。
ちなみに旧型と新型は価格差がほとんどないので、買うなら迷わず新型をおすすめします。また購入はAmazon限定バージョンが割安になっていることが多いので、念の為Amazonと楽天の両方をチェックしてみてくださいね!
補足(Amazon限定との違いについて)
Amazon限定の「AZ-SDC15TEC-W」と「PCF-SDC15T-EC-W」の製品の違いについて、アイリスオーヤマのサポート窓口から正式回答がありました。
Amazon限定の「AZ-SDC15TEC-W」と「PCF-SDC15T-EC-W」は製品の性能、機能は同じものであります。
ただ、以下のデザインのみ異なります。
■風の吹き出し口、プロペラ
AZ-SDC15TEC-W…白
PCF-SDC15T-EC-W…グレー
Amazon限定バージョンの方が安いケースが多いので、是非価格を比較してみてくださいね!デザインの違いにこだわらない方は安いほうが良いですね!
28畳対応Amazon限定バージョン
28畳対応通常バージョン
22畳対応Amazon限定バージョン
22畳対応通常バージョン