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どうも、りあるです。
今回は、あのBRIMさんから発売されたパネル型の植物育成ライト「PANEL Y」をご紹介したいと思います。
BRIMさんといえば先日、同じくパネル型の植物育成ライト「PANEL X」をレビューしたばかりなんですが、最後に少しだけ「PANEL Y」について触れていたんですよね。
そして、密かに大人気の「PANEL A」も従来の45Wモデルに加えて65Wモデルも選べるようになっております。
さらに防水性能もアップして安全性にもさらに配慮されたりと、もの凄くエー製品にアップグレードされております。
今回ご紹介する「PANEL Y」は、その「PANEL A」と「PANEL X」の品質と安全性を踏襲しながら、僕たちが探し求めていた育成ライトに仕上がっているので、是非今回のレビューをライト選びの参考にしてみてください。
分かりやすいように、PANEL AとPANEL Xとも一緒に比較していくので、どのパネルライトを購入すれば良いか迷ったときの参考になればさいワイです。
それでは早速見ていきましょう!
- 製品名
- 同梱物
- 外観、デザイン、見た目の第一印象
- スペック
- サイズ
- 重量
- ケーブル長さ
- 調光機能
- 消費電力
- LEDチップの種類
- LEDの数
- スペクトル
- 照度/PPFD
- 色温度
- 演色評価数
- 防水レベル
- 定格寿命
- 保証期間
- その他
- 実際に点灯
- PPFD/照度
- 熱問題
- 音問題
- 所感
- 3種類のパネルライトの選び方
- さいごに
製品名
まずはあらためて製品名ですが「PANEL Y」といいます。BRIMブランドで3つ目のパネルライトになります。
同梱物
本体の同梱物ですが、パネル本体と、パネルを吊るすロープが1本、そしてカラビナとフック付きのワイヤーが4本セットになっております。
説明書もありますね。
外観、デザイン、見た目の第一印象
次に本体の見た目ですが、全体的にアルミ製のシルバーで、パネルの上面はつや消しになっているので安っぽい感じは全くないです。触った感じもサラサラしていますね。
製品名や会社名、そしてPSEマークや防水性能の表記もあります。
またこのPANEL YもPANEL Xと同様に消費電力が65Wモデルと100Wモデルが選べるようになっております。
そしてワイヤーをぶら下げる箇所も4箇所ありますね。
PANEL Xは支柱がついていて更にカラビナも付いていましたが、PANEL Yは性能が良いライトをたくさんの方にお届けできるように、必要最低限の装備で、少しでも低価格になるように配慮されております。
あとこちらにはLEDドライバがあります。上部にはメーカー名が印字されております。
LEDドライバはパネルと一体でくっついていますね。
パネルとLEDドライバは少し離れているんですが、これによってLEDドライバの底面からもしっかり放熱できるように設計されております。
本体の電源オンオフは、こちらの黒いノブを使います。調光は無段階で調整できるようになっていて、実際に回してみると電源を入れるときや切るときはカチっと鳴って、引っかかりなく回る感じですね。回転は安っぽいスルスル回る感じじゃなくて、やや重くて高級感のある感じになっております。
こういった物理スイッチだと、通電するだけで点灯するので、スイッチボットなどのタイマーで管理できるので助かりますよね。
あと調光するメモリも無刻印だと感覚で微調整になりますが、きちんとメモリが印字されているので、これなら設定するときも分かりやすいです。
ひっくり返して、LED側も見てみたいと思います。中央には製品名が印字されていて、LEDもたくさん並んでいますね。後で点灯してどんな感じか見てみたいと思います。
パネルの下の方にも会社名と製品情報が印字されております。
よく見ると、UVとIRの表記もあって、太陽に含まれている紫外線と赤外線のLEDも含まれているので、植物も喜んでくれそうですよね。
この4箇所は先ほどのLEDドライバを固定するためのボルトになります。
こちらはLEDを点灯させるための配線の化粧カバーですね。
全体的なデザインは無駄のないシンプルな仕上がりになっております。
スペック
次にスペックを見ていきたいと思います。分かりやすいようにPANEL AとPANEL Xも一緒に並べて見ていきますね。表の左からPANEL X、PANEL Y、そして一番右がPANEL Aになります。ポイントを絞って順番に見ていきますね。
サイズ
まずはPANEL Yの本体サイズは65ワットモデルも100ワットモデルも縦29.4cm、横27cmの長方形になっております。
LEDドライバー部分も含んだ高さは65ワットモデルが5.4cmで、100ワットモデルは0.4cm高い5.8cmですね。
重量
重量は、PANEL Yの65ワットが1.03kgで、100Wが1.4kgになっております。実際に持ってみると100Wの方がやはりずっしりしていますが、ノートPCのように持ち運びするわけではないので、この辺りは気にならないですね。
ケーブル長さ
コードの長さは2.3mのロングケーブルになっております。驚いたのが、PANEL Xの1.8mも長いと思ったんですが、このPANEL Yは更に長くなっているので、メタルラックの上段で使うときや、コンセントから離れているときも助かりますね。
調光機能
調光は無段階の調光となっております。調光機能がないライトを使うと、植物とパネルの距離を微調整するのが大変だったりしますが、無段階の調光機能があると、植物が徒長しているときに明るくしたり、逆に葉焼けしているときに弱めたり、あとは植物を入れ替えたりするときにもすぐに調整できるので、調光機能は個人的には必須ですね。
消費電力
消費電力はすでにお伝えしているように65Wと100Wが選べるようになっております。無段階の調光機能があるので、明るさによって消費電力も変わってきますね。
参考までに、調光割合を25%区切りで計測した消費電力と電気代をまとめてみたので参考にしてみてください。100Wモデルの場合、25%程度で使うと一ヶ月でペットボトル1本分くらいなので経済的ですね。
もしライトの点灯オンオフを自動化したい場合は、スイッチボットもおすすめなんですが、こちらの「Meross スマート電源タップ」を利用すれば、延長コード代わりにもなって、さらに育成ライト以外の扇風機などもタイマーを一元管理できるのでマジでおすすめです。
LEDチップの種類
PANEL Yに搭載されているLEDは、Samsung製の高性能なLED「LM281B+」になります。
Samsung製のLEDは世界中で評価されている品質の良いLEDなので、これを使っているだけでもかなりおすすめです。ちなみに国内メーカーでLM281B+を搭載したパネルライトは僕が知っている限りこのPANEL Yだけですね。
LEDの数
LEDは65Wモデルが全部で256個ついていて、100ワットモデルは336個付いております。
PANEL XやPANEL Aと比較してもLEDは比較的多く搭載されています。赤外線(IR)と紫外線(UV)のLEDも搭載されております。太陽の光には赤外線と紫外線の両方含まれているので、室内で少しでも太陽と同じように育てたいときにおすすめです。
スペクトル
波長は太陽光の波長を意識したフルスペクトルとなっております。参考までにこちらが波長のグラフになります。ご覧の通り、このPANEL Yは、色温度が昼白色と温白色の2種類選べるようになっております。僕が知っている限り、調光機能があるパネルライトで色温度も選べるライトを販売されているのはBRIMさんだけですね。波長が気になる方はチェックしてみてください。
照度/PPFD
照度とPPFDについてはPPFDマップが公開されております。高さ20cmと28cmから、調光100%で一番明るく照射したときのマップがこちらになります。上が65Wモデルで、下が100Wモデルになります。65Wモデルでも、高さ20cmだと中央の一番明るいところはPPFDが大体629くらいになっていて、かなり明るくなっているのが分かりますね。100Wモデルも高さ20cmだと中央の一番明るいところはPPFDが大体1090くらいで、こちらもめちゃくちゃ明るくなっております。一番遠い角の部分でも260前後あるので、スポットタイプの育成ライトよりもかなり広範囲の植物に照射可能です。
色温度
色温度は先程お伝えしたように、5200ケルビンレベルの昼白色のモデルと3700ケルビンレベルの温白色(温かみが強い白色)のモデルの2種類から選択可能です。このあたりもインテリアや好みに合わせて選べるのは嬉しいですよね。あとで実際に点灯してどんな感じになるか見てみたいと思います。
演色評価数
演色評価数Raは90です。90以上あれば植物も綺麗に見えるので、観葉植物には最適だと思います。
防水レベル
防水レベルはLEDパネルもLEDドライバもIP65となっていて、LED表面も防水コーティングされております。水も侵入しないので漏電のリスクもないですね。
それにLEDドライバも絶縁で、このドライバの内側もシリコンが充填されているので、感電や火災事故の危険性も回避する設計になっております。こういったライトは長時間利用したり、葉水や水やりで濡れる可能性もあるので、このPANEL Yのように安全面に配慮されているライトを必ず購入するようにしてください。
定格寿命
定格寿命は5万時間となっております。仮に一日8時間使った場合は約17年も使える計算になります。
保証期間
あと保証期間は2年あるので、安心です。こういったライトは一般的に保証期間は1年だったりするんですが、2年も保証があるなんてBRIMさんが品質に自信を持って販売されている証拠ですね!
その他
その他に補足として、LEDパネル同士をケーブルで連結して増設するようなデイジーチェーンには非対応となっております。
実際に点灯
さて次は、実際に点灯してどんな感じになるか見ていきたいと思います。実際にパネルをぶら下げてみるとこんな感じですね。
まずはPANEL Yの65ワットモデル(昼白色)を高さ28cmから調光100%だと照射範囲はこんな感じになります。かなり広範囲が明るくなっていて、これならたくさんの植物に光を照射できそうですよね。
次はPANEL Yの100ワットモデル(昼白色)を高さ28cmから調光100%で照射するとこんな感じになります。こちらもかなり広範囲が明るくなっていますね。
並べて比較してみると、照射範囲はそこまで大きな差はなさそうですね
あと、色温度も2種類あるので、温白色と昼白色を照射して並べてみるとこんな感じになります。個人的には昼白色が好きなんですが、このあたりは好みですね。
植物の色味もこんな感じで見え方が若干違ってくるので、ご覧の映像を元にどちらを購入するのか検討してみてください。
PPFD/照度
さて次はPPFDと照度を計測してみます。計測はこちらの分光色彩照度計を使います。
65Wモデルで、高さ28cmから調光100%で直下の照度とPPFDを計測してみると、メーカー公表値と比較すると公表値よりも高い数値が出ていました。メーカー公表値のひとマスの中で、上に書いてある数値が照度で、下がPPFDの値になります。僕の計測は精密な計測環境ではないんですが、それでも公表値よりも高い数値が出ているのでこの辺りは問題なさそうですね。
100Wモデルも同様に、高さ28cmから調光100%で直下の照度とPPFDを計測してみると、こちらもメーカー公表値と比較すると高い数値が出ていました。ちなみにPPFDについては、耐陰性のある観葉植物であれば最低10くらい必要で、アガベや塊根植物であれば500以上が目安となるので参考にしてみてください。
あと調光割合毎の直下の照度とPPFDはご覧のようになっているので、こちらもよければ参考にしてみてください。
熱問題
次に、本体がどのくらい熱くなるのか、実際に調光100%で1時間くらい点灯してみたんですが、65ワットモデルも100ワットモデルも、どちらもLEDドライバー部分とパネル上面を触ってみると、かなり熱くなっていました。なので、もしペットやお子さんがいる場合は、必ず手が届かない高さで利用するようにしてください。ちなみに熱くなるから悪いライトというわけではなく、できるだけ軽量化やコスト削減をしている中で、熱を最大限に頑張って放熱している場所が熱くなっているので、その辺りは誤った理解をしないようにしてください。冷却用のファンとかを搭載すると、その分値段も高くなって、しかもファンの音がうるさくなりますからね。
音問題
それと、点灯中の音についてですが、特にノイズなどはないので在宅のリモートワークや家族がいる場合でも安心して利用可能です。
所感
PANEL Yは、Samsung製の高性能なLEDを搭載しているのに値段も安くて、さらに調光機能もついているコスパ最強の育成ライトになっております。
それに防水性能もよくて感電や漏電のリスクも軽減されているので、かなりおすすめのパネルライトですね。
色温度も好みで選べるのも嬉しいですし、そして育成にこだわりたい方は100Wモデル、少し性能が落ちても価格優先という方は65Wモデルが選べるのも有り難いです。
3種類のパネルライトの選び方
参考までに、BRIMさんのライトはPANEL XとPANEL Y、そしてPANEL Aの3種類あるので、どういった人がどのライトを購入するのがおすすめなのか、簡単にご紹介しますね。
まずは、調光機能やデザインなどよりも、とにかく安くて性能がいいライトが欲しい方、あとは初心者の方でパネルライトをちょっと使ってみたいと思っている方や
実生メインで同じ高さで一定の明るさをキープし続けたい方は、PANEL Aがおすすめです。
PANEL Aはワット数は65Wと45Wあるんですが、これは明るさや電気代にも影響するので、植物への明るさ優先の方は65W、電気代優先の方は45Wがおすすめです。
あとPANEL Aだけは2枚セットで購入すると1枚だけで購入するよりお得になっているので、もし幅60cmくらいのラックなどで並べて使う場合や、棚の上下で使う場合は2枚セットを購入した方が良いです。
次に見た目のデザインのこだわりや、高スペックなLEDじゃなくてもいいので、サムスン製のLEDが搭載されていて、調光機能もついて、さらに値段もリーズナブルなライトがほしいという方は、今回ご紹介したPANEL Yがおすすめです。値段と性能のバランスが丁度いいライトなので、植物育成の初心者から中級者向けのライトですね。
こちらもワット数は65Wと100Wあるので、電気代優先の方は65W、植物への明るさ優先の方は100Wモデルがおすすめです。ただ100Wモデルを購入しておけば、調光機能で65Wに下げて利用できるので、大は小を兼ねる部分もあるので参考にしてみてください。
そして園芸に特化して作られたサムスン製の高性能なLED「LM301H」を搭載した高スペックなライトで、見た目のスタイリッシュなデザイン重視でさらに調光機能もついたオールインワンのプロ向けのライトがほしい方はPANEL Xの100Wモデルがおすすめです。
もしデザイン重視だけどLEDはそこまで高スペックじゃなくてもいいという方は、サムスン製の「LM281B+PRO」を搭載したPANEL Xの65Wモデルが最適です。
さいごに
BRIMさんのPANELシリーズは、僕たちの植物育成のニーズに合わせてライトが選べるように、性能や価格に配慮された製品ラインナップになっております。スポット型の育成ライトは、照射範囲が狭かったりするので、設置環境さえ合えば、パネルライトはかなりおすすめなので、是非今回の動画を参考にしてみてください。