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【植物育成ライト】コスパ最高!植物育成用LEDライト「GL-X 6K」をレビュー!HaruDesignはるデザインの超おすすめ育成ライト!ヘリオスグリーンとの比較も!アガベ、塊根植物、ビカクシダ、観葉植物、アクアリウム(メダカ、ベタ)、テラリウム、(苔)コケリウム、パルダリウムにも!

はるデザイン GL-X レビュー

どうも、りあるです。

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こちらのリンク先になります

今回ご紹介した、HaruDesign(はるデザイン)さんの植物育成用LEDライト「GL-X 6K」はいかがだったでしょうか。ヘリオスグリーン(Helios Green LED HG24)との比較もかなり気になった方も多かったんじゃないかと思います。

 

動画のレビュー内容は以下にも記載しておりますので、良かったらご覧ください!

はじめに

どうも、りあるです。
今回は、はるデザインさんの植物育成ライト「GL-X 6K」をレビューをしていきたいと思います。前回の動画では、主にスペックを中心に、ご紹介したわけなんですが、今回は使用感と、GL-Xの弟分のGL-Aや、あとは皆さんも気になっているヘリオスグリーンとの比較などもしていきたいと思いますので、是非最後までご覧ください!

あんまり大きい声では言えませんが、ちょっとびっくりする結果になっていました!ということで、まずは前回の動画のおさらいを簡単にしていきたいと思います。

GL-X/GL-Aのスペックについて

こちらが、GL-Xのスペック表です。

左の白が兄貴のGL-Xで、右の黒が弟のGL-Aですね。チェックするポイントとしては、まずはGL-Xの方がGL-Aよりパワーアップしているのに消費電力が低いところ。そして、照度、演色評価数、PPFDともにGL-Xの方が高いこと。あとは、GL-Xの方だけ別売りの30度と90度のレンズに交換できることと、ヒートシンクと廃熱ダクトによって放熱効率がかなりアップしているところですね。

前回は、実際にGL-Xを分解してみた内容や、波長などの詳細情報もご紹介しているので、併せてチェックしてみてください。

realplants.hatenablog.jp

値段は、GL-Xが4,770円、GL-Aが3,965円になります。スペックや値段については、育成ライトの日々の研究や改良、あとは世界情勢の影響もあるので、最新情報については、購入する場所で確認してみてください。

明るさと照射範囲

さて次は、今回の動画の目玉、GL-X 6Kの使用感を見ていきたいと思います。分かりやすくするために、弟のGL-A 6K、そして他社のヘリオスグリーンも一緒に比較しながら、見ていきたいと思います。ちなみに使うヘリオスグリーンは、広角レンズ付きで、レンズが取外しやすいようになっている新型モデルになります。

新型のブラックとホワイト、後は旧モデルのヴィンテージモデルの3色持っているんですが、今回はブラック(チャコールグレー)モデルに広角レンズをセットして、
標準レンズはホワイトモデルを利用したいと思います。

まずは、ライトの明るさと照射角度を比較してみたいと思います。最初は、GL-Aの標準レンズ60度の横からの見え方です。

GL-A

次はGL-Xの標準レンズ60度。

GL-X

次は、ヘリオスの標準レンズ30度。

ヘリオス30

次はGL-Xの広角レンズ90度。

GL-X広角

最後は、ヘリオスの広角レンズ90度。

ヘリオス広角

全部並べてみると、こんな感じですね。

照射角度が同じでも、光が広がっている範囲は少し違ってみえますね。

植物の見え方の比較

次に約50cm離れたところから植物にライトを照らすと、それぞれこんな感じの見え方になります。まずは、GL-Aの標準レンズ60度がこちらです。

次はGL-Xの標準レンズ60度。

次は、ヘリオスの標準レンズ30度。

次は、GL-Xの広角レンズ90度。

最後は、ヘリオスの広角レンズ90度。

全部並べてみると、こんな感じですね。

ヘリオスの広角レンズだけ、後ろの部分も明るくなっているので、光が広がっている感じですね。ただ、広がっている分、照度やPPFD値が下がっている可能性が高いので、その辺りは後で計測してみたいと思います。

PPFD値を実測

さて次は、こちらのPPFD値を計測する端末をレンタルしたので、これで実際に照度(ルクス)とPPFD値がどのくらい出るのか実測してみたいと思います。PPFD値まで計測してレビューしている人は見たことがないので、僕自身もかなり楽しみなところですね。この計測器は「sekonic(セコニック) スペクトロマスター C-7000」という分光色彩照度計です。これを使うと、こんな感じで計測場所の照度とPPFD値を一度に計測することができます。

参考までに、屋外で雲ひとつ無い快晴の照度とPPFD値を計測してみると、照度は111,000ルクス、PPFD値は1993.5で、よく太陽のPPFD値は2000と言われているのは本当なんだとわかりました。

PPFD値は光源と計測場所によって値は変わるものなんですが、僕が結構移動しても、PPFD値はほとんど変わらなかったので、太陽はやっぱりすごいと思いましたね。太陽から見れば、地球にいる僕の移動距離なんてちっぽけなもので、例えば僕が太陽に近い金星や、太陽や地球から遠い土星にいって計測すれば、PPFD値は変化するかもしれません。

計測環境、計測方法

さて今回の計測環境なんですが、研究室とか暗室では計測できないので、自宅の一室を真っ暗にして計測します。計測方法は、まずこのGEXのライトスタンドに、ペンダントライトのソケットを取り付けて、3つのライトを順番に計測していきます。

こういったオシャレスタンドもあります!

realplants.hatenablog.jp

育成ライトのスペック表では、大体LED素子から40cmの値を表記するのが一般的なようなので、GL-AとGL-XのLED素子の位置、ヘリオスグリーンのLED素子の位置を確認して、そこに目印を付けて、この目印から測定器までの距離が約40cmになるようにライトを設置します。

それでは早速計測していきましょう!!

まずは、GL-Aの40cmからの照度とPPFD値を計ってみると、、、、こんな感じですね。
メーカー公表値と比べると、公表値より高い数字ですが、大体近い数字は出ている感じですね。

次はGL-X 60度の40cmからの照度とPPFD値を計ってみると、、、、こんな感じです。メーカー公表値と比べると、こちらも公表値より高い数字ですが、近い数字は出ている感じですね。

次はヘリオス 30度の40cmからの照度とPPFD値を計ってみると、、、、こんな感じですね。メーカー公表値では、1059.4としか書かれていないんですが、これはどの距離から計測したのか分からないんですが、公表値よりもちょっと低い感じですね。

さて次は、GL-Xとヘリオスの広角レンズで、40cmからの照度とPPFD値を計ってみたいと思います。まずは、GL-Xの広角レンズ90度の照度とPPFD値を計ってみると、、、、こんな感じです。スペック表に近い数字は出ていますね。

次はヘリオスですね。ヘリオスは広角レンズのPPFD値も公表していないので、この実測はかなり気になりますよね。実際に計測してみると、、、照度もPPFD値はかなり低いですね。ちょっと期待したんですが、想像以上に低い結果になりました。

ちなみに、PPFD値は、照射距離を短くすると数値が大きくなるので、40cmより30cmの方がPPFD値は大きくなります。なので、PPFD値を記載するときは、どの距離から計ったのかを記載していないと意味がない数字なんですよね。

折角なので、40cm以外にも、35cm、30cmからの距離でも照度とPPFD値を計測したみた結果がこちらになります。

ちょっと表にするとごちゃごちゃして分かりにくいんですが、植物は照度よりもPPFD値が重要なので、PPFD値の方に注目して順番に考察していきたいと思います。まずGL-AおよびGL-Xは、公表値の40cmのPPFD値と比較すると実測は概ね近い数字になっていますね。

GL-AのPPFD値は、ヘリオスの標準レンズのPPFD値より値はやや小さいですが、ヘリオスは30度狭角で狭い範囲に照射している分、アドバンテージがあるので、GL-Aは60度でヘリオスに近い数字が出ている点を考えると、広い範囲で使いたい人にはGL-Aは選択肢になってくるんじゃないかと思います。

次にGL-X標準レンズとヘリオス標準レンズでは、 ヘリオスの30度の方が狭い範囲に照射しているで同じくアドバンテージがあるはずが、60度のGL-Xの方がPPFDが高い結果になってますね。これはかなり意外です。

GL-X広角レンズとヘリオス広角レンズでは、GL-Xの方がかなりPPFDが高いですね。これもかなり意外というか、以前にヘリオスを他の方がレビューされている内容を拝見して、ヘリオスの広角レンズは照度が低いのは分かっていたんですが、ここまで差があるとは思いませんでした。ヘリオスで広角レンズを使うなら、値段も安くてPPFDも高いGL-Xが良さそうですよね。それにしても、ヘリオスのPPFD値はかなり低いですね。

GL-Xのレンズなしとヘリオスの広角レンズでは、レンズのあるヘリオスの方がアドバンテージがあるはずなんですが、レンズが無いGL-Xの方がPPFD値が高いので、ヘリオスの広角レンズを使うなら、GL-Xを購入してレンズを外して使った方が照射範囲も広くて、PPFD値も高いので、おすすめなんじゃないかと思いました。というか、ヘリオスのレンズ有りに対して、レンズ無しで互角に戦えるGL-Xは結構すごいんじゃないかと思いましたね、、、。

結論

以上が計測結果と考察になりますが、GL-Aとヘリオスは照射角度が違うので、単純比較はできないんですが、ヘリオスは照射角度30度になっている点や、GL-Aの倍くらいの値段であることも考慮すると、総合的にはGL-Aの方が安くて照射範囲も広くてPPFD値も悪くないので、ヘリオスよりもGL-Aの方が性能が良い、という考え方もあると思いました。

ちなみに、GL-Aをヘリオスの公表値1059.4に近いPPFD値で使いたい場合は、GL-Aを照射距離32cmくらいで使うと、ヘリオスと同じPPFD値で利用できて、さらに広範囲で利用することができそうです。あと、そのほかに今回の実測で分かったこととしては、

  • ヘリオスの公表PPFD値の1059.4は、恐らく35cmくらいからの照射距離の計測の可能性が高いこと
  • ヘリオスの広角レンズ(90度※言わなくてよい)のPPFD値はかなり低いこと

この2つが分かってきましたね。ヘリオスのPPFD値がこんなに低いなら、広角レンズを付けるメリットはあんまりないかなというのが率直な印象ですね。ヘリオスは広角レンズをつけると実測だと約83%も性能がダウンしているので、どうしてもヘリオスを使うなら、この辺りは性能を取るか、照射範囲を取るか、ですかね。

補足

あと、育成ライトを利用する場合は、PPFD値は距離によって変わること、これもしっかり覚えておいてほしいです。もしヘリオスのように、スペック表にPPFD値しか書かれていなかったら、計測距離は何センチなのかしっかり確認してほしいですね。基本的に計測距離が近いとPPFD値は高くなるので、もしスペック表に距離の記載がない場合は、40cmでどのくらいのPPFD値なのかをメーカーに確認するなどして、その上で、自分の予算と育成環境、そして性能に見合ったライトを購入する必要があるんじゃないかと思いました。。。

おまけ

それと最後に1つおまけですが、GL-Xは10時間以上つけっぱなしにしても、本体をずっと触ってもホッカイロのような感じで熱くない感じだったので、火事とか心配な方は、GL-Xはすごくオススメです。

さいごに

ということで、今回はGL-Xのレビューと一緒にGL-Aとヘリオスグリーンも比較してみましたが、いかがだったでしょうか。GL-AとGL-Xは、性能はHASU38には及ばないものの、コストパフォーマンスとしてはかなり高いと思います。売り切れが続いていて中々購入できませんが、室内で植物をしっかり育てていくためにも、もし育成ライトを持っていない方は是非検討してみてください。あと、ヘリオスを好んで利用されている方も、GL-AとGL-Xの登場で、選択の幅が広がったと思うので、是非参考にしてみてください。

GL-AやGL-Xのスペックなどの詳細については、下記の記事でも紹介しているので、併せてチェックしてみてください。

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