どうも、りあるです。今回は、はるデザインブランドから発売された植物育成用のLEDパネルライト「GL-BOARD 1200」をご紹介したいと思います。
はるデザインブランドのパネルライトといえば、先日「GL-BOARD 5000」をレビューしましたよね。
調光機能もついていて、さらにSamsung製の高性能なLED「LM301H」を搭載しているのに、値段もかなり安くてコスパ最強の育成ライトでしたよね。唯一不満だった色温度が暖色だった点も、実はレビューしたあとにすぐにアップデートされて、5700ケルビンの昼白色に変更となっているんですよね。
その完全体になった「GL-BOARD 5000」に、今回なんと弟分がラインナップに加わったということで、一体どういった製品なのか詳しく見ていきたいと思います。
分かりやすいように、同じ消費電力のGEENSINDOOR(グリーンズインドア)のパネルライトと、兄貴の「GL-BOARD 5000」も一緒に比較しながらレビューしていきたいと思います。
こういったパネルライトは最近色んな会社から発売されてきているので、植物用のパネルライトをお探しの方は是非今回の動画を参考にしてみてください。
それでは、早速みていきましょう!
製品名
まずはあらためて製品名ですが「GL-BOARD 1200」といいます。はるデザインブランドの「GL」のDNAを踏襲した、はるデザイン2つ目の育成パネルライトになります。
外観、デザイン、見た目の第一印象
本体の見た目ですが、パネルの上面部分はアルミになっていて、シンプルなデザインになっております。
表面は少し艶のある感じで、触った感じもサラサラしています。
製品名や会社名の印字もありますね。PSEマークもあります。
ワイヤーでぶら下げる穴は4箇所ありますね。
ちなみに、フック付きのワイヤーは4本、フック付きのロープも1本、同梱されております。高さ調整はロープでできそうですね。
あとこちらにはLEDドライバがありますね。LEDドライバはパネルと一体でくっついていますね。LEDドライバ部分も色がアルミのグレーで統一されております。
表面にはドライバメーカーの表示もありますね。防水性能を示すIP65の文字もありますね。
本体の電源オンオフは、こちらの黒いノブを使う感じですね。調光は無段階で調整できるようになっていて、実際に回してみると電源が入るときはカチッと音がして、その後は回る感じですね。GL-BOARD 5000は4段階固定だったので、1200は微調整できて便利ですね。
こういった物理スイッチだと、通電するだけで点灯するので、スイッチボットなどのタイマーで管理できるので有り難いですね。
LEDドライバとパネル部分は黒いコードで接続されております。
反対側にはLEDドライバから電源コードが伸びていますね。
ひっくり返して、LED側も見てみたいと思います。
中央には製品名が印字されていますね。LEDもたくさん並んでおります。ちなみにLEDはSamsung製の高性能なLED「LM281B+PRO」が採用されているので、これだけでも購入する価値はありますね。
こちらにも記載がありますね。あと赤外線と紫外線のLEDも含まれております。後で実際に点灯してどんな感じか見てみたいと思います。
この白い部分は先程のLEDドライバとパネルを接続している部分の化粧カバーですね。
全体的にはアルミを使ってコスト削減と軽量化を実現しつつ、放熱性能も両立したデザインになっております。
スペック
次にスペックを見ていきたいと思います。比較しやすいように、表の一番左にGREENSINDOOR(グリーンズインドア/グリーンシンドア)の600W相当のライト、中央は今回ご紹介しているGL-BOARD 1200、そして一番右にGL-BOARD 5000を並べております。それではポイントを絞って順番に見ていきたいと思います。
サイズ
まずはGL-BOARD 1200の本体サイズは縦30cm、横24cmの長方形で、パネルの厚みは2mmとなっております。
ちなみにLEDドライバー部分も含んだ高さは4cmになっております。
LEDドライバー部分は縦4.5cm、横15cm、高さ約3.4cmになります。
GL-BOARD 5000と並べてみると、サイズ的にはGL-BOARD 1200の方がやや長方形になりますね。
消費電力
消費電力は最大で65ワットになっております。調光機能があるので、消費電力は変わってきますね。
参考までに、目安として調光割合毎の消費電力と電気代をまとめてみたので参考にしてみてください。25%程度で使うと一ヶ月150円で、ペットボトル1本分くらいなので経済的ですね。
あとこのGL-BOARD 1200は物理スイッチになっているので、タイマーで電源管理を自動化したい方はこちらの2種類のプログラムタイマーがおすすめです。
もし育成ライト以外にも扇風機などを個別にタイマー管理したい場合は、こちらの「Meross スマート電源タップ」を利用すればコンセント毎に点灯時間を設定可能です。USB部分もタイマー管理できますが、USBの場合はそれぞれ個別にタイマー管理できないのでご注意ください。
スペクトル
波長は太陽光の波長を意識したフルスペクトルとなっております。参考までに波長が気になる方はチェックしてみてください。
LEDの数/赤外線(IR)と紫外線(UV)
LEDは全部で224個付いております。赤外線(IR)と紫外線(UV)のLEDも搭載されていますね。太陽の光にはどちらも含まれているので、室内で少しでも太陽と同じ感覚で育てたいときに有り難いですよね。
防水レベル
防水性能はLEDドライバの方はIP65となっております。ドライバの内側はシリコンが充填してあるので、火事の心配や熱でかなり熱くなるのも防ぐことが可能な設計になっております。水も侵入しないので漏電のリスクもないですね。
LEDパネルの表面は防水コーティングされていないので、葉水や水やりするときは注意してください。
重量
重量は0.8kgになっております。実際に持ってみると、LEDドライバと一体型なので重量がありそうなんですが、思ったより軽いですね。これなら設置するときも簡単に設置できると思います。
LEDチップ
そして、GL-BOARD 1200に搭載されているLEDは、Samsung製の高性能なLED「LM281B+PRO」になります。Samsung製のLEDは長期間利用しても劣化が少ないのが人気の理由ですね。先日ご紹介した同じくはるデザインブランドのバータイプの育成ライト「GL-T5 L530」も同じLEDを搭載しているので、今後発売される製品もSamsung製になる可能性がありますね。
調光機能
調光は無段階で調整可能となっております。GL-BOARD 5000は4段階固定だったので微調整ができなかったんですが、GL-BOARD 1200の方は微調整できるので、植物との距離が狭いときも葉焼けの心配が減りますね。それに調光機能がないとライトを設置する高さを物理的に調整するしかないので、調光機能はやはり助かりますね。あと室内の植物をいきなり外に出すと葉焼けが心配なので、調光機能で室内で事前に少しずつ慣らしてから外に出すのにも最適です。電気代が気になる方も、調光機能がで節電可能になりますね。
照度/PPFD
照度とPPFDについてはPPFDマップが公開されています。高さ24cmから、調光100%で一番明るく照射したときのマップがこちらになります。中央の一番明るいところはPPFDが824になっていて、かなり明るくなっているのが分かりますね。一番遠い角の部分でも129あるので、十分明るいライトだと思います。
色温度
色温度は、パネル全体として5800K(ケルビン)レベルとなっております。昼白色が好きな僕には嬉しいポイントですね。後ほど、実際に点灯してどんな感じか、見てみたいと思います。
演色評価数
演色評価数Raは92となっております。90以上あれば植物も綺麗に見えるので、この辺りは有り難いですね。
定格寿命
定格寿命は5.4万時間になっております。仮に一日8時間使った場合は約18年は使える計算になります。
保証期間
あと保証期間は1年あるので、安心ですね。
その他
LEDパネル同士をケーブルで連結して増設するようなデイジーチェーンには非対応となっております。
価格
あとはGL-BOARD 1200の値段については、GL-BOARD 5000よりも消費電力が低かったり、デザインのコスト削減をしているので、4,000円ほど安くなっております。
注目したいのは、同じ消費電力のGREENSINDOORとの価格差ですが、1,640円となっております。この価格差をどう考えるかになってきますが、1200の方がHASU38などの実績のある国内メーカーが販売している安心感と、調光機能も付いている便利さ、あとはサポート対応も日本語でしっかりやりとりできる点などを総合的に考えると、この価格差は保険代として考えても安いんじゃないかと思います。僕は迷わずGL-BOARD 1200を選ぶと思います。
設置方法
次に設置方法についてです。設置方法は大きく2種類あります。一つは、スチールラックやメタルラックに直接置く方法ですね。
LED側の白い化粧カバーがしっかりラックの網目に入るので、ワイヤーなどを使わずに気軽に設置したい方におすすめですね。
それに、横のサイズが30cmなので、僕のようにスチールラックの横幅が60cmだとちょうど2つ並べて設置できるサイズ感になっております。
もうひとつは、付属のワイヤーやロープを使う方法ですね。ロープは天井などの高い場所からぶら下げて利用するときにおすすめです。
ちなみに僕の場合はルミナスのラックを使っているんですが、棚の高さの間隔が30cmくらいしかないので、ワイヤーやロープは使えない高さなんですよね。
なので、僕はこういったS字のカラビナを別途購入して、パネルに取り付けて連結させて高さ調整しております。このカラビナはこのGL-BOARDにも、もちろんこんな感じでジャストで入るので、すごくおすすめです。
それにこういったフックは穴に入れるときにパネル本体に傷がついたり、取り付けしにくいんですよね。カラビナはマジでおすすめなので、是非ゲットしてみてください!
実際に点灯
さて次は、実際に点灯してどんな感じになるか見ていきたいと思います。実際にパネルをぶら下げてみるとこんな感じですね。GL-BOARD 1200を高さ30cmから点灯したときの調光100%の照射範囲はこんな感じになります。かなり広範囲が明るくなっていて、これならたくさんの植物に光を照射できそうですよね。
植物の見た目もこんな感じで自然な色味で綺麗に見えますね。
熱問題
次に、本体がどのくらい熱くなるか、実際に調光100%で1時間くらい点灯してみたんですが、LEDドライバー部分とパネル上面を触ってみると、結構熱くなっていました。なので、もしペットやお子さんがいる場合は、必ず手が届かない高さで利用するようにしてください。
ちなみに熱くなるから悪いライトというわけではなく、うるさくなる冷却ファンを付けずに、できるだけ軽量化やコスト削減をしている中で、熱を最大限に頑張って放熱している影響なので、その辺りは誤った理解をしないようにお願いいたします。
音問題
それと、点灯中の音についてですが、特にノイズなどはないので在宅のリモートワークや家族がいる場合でも安心して利用できると思います。
さいごに
GL-BOARD 1200はSamsung製の高性能なLEDも搭載していて、さらに無段階の調光機能もついているのに、かなり低価格で購入できるコスパ最高の育成ライトになっております。
正直、GL-XやHASU38のスポット型の育成ライト1.5個分の費用でこのパネルが買えてしまうので、設置環境が合えばかなりおすすめです。それに育成している植物が多いとスポットライトを何個も購入してすごく出費になるんですが、これならお財布にも優しいですよね。
個人的にデザイン面ではGL-BOARD 5000の方が好みなんですが、設置してしまえば正直ほとんど見えなくなる部分なので、この辺りは気にならない方も多いかもしれません。
あと消費電力について65WはGREENSINDOOR(グリーンズインドア)のパネルライトと同じなんですが、GREENSINDOORのライトは安全面や日本語でのサポートが難しいので不安という方も多いですよね。
その点、はるデザイン製品は信頼と実績のある国内メーカーなので、より安全なパネルライトを購入したい方にはとくにおすすめです。
とくに外出中に火事になるリスクも減らせます。
ちなみに消費電力が65Wのパネルライトで調光機能があるのは、僕が知っている限りこのGL-BOARD 1200だけなので、今回のレビューで気になった方は、是非チェックしてみてくださいね!